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- 2024.05.28
- CATEGORY栄養士のへや
食中毒対策していますか?~細菌性食中毒予防の3原則~
5月も残り数日、もうすぐ6月が始まりますね🌻
気温や湿度が高く、細菌が増える梅雨や夏がやってきます。
そこで、食中毒の対策について3回に分けてお話したいと思います。
食中毒というと、レストランや旅館等の飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生していますし、発生する危険性がたくさん潜んでいます😱
今回は※細菌性食中毒予防の3原則についてです!
※細菌性食中毒=腸管出血性大腸菌O157、カンピロバクター、サルモネラ、黄色ブドウ球菌など
⭐ 細菌性食中毒予防の3原則 ⭐
「つけない・増やさない・やっつける」
①細菌を食べ物に「つけない」
細菌を「つけない」方法として、私たちができる最も基本的な対策が「手洗い」です。掃除やペットに触れた後、トイレ等、生活のあらゆるシーンで手に細菌が付く可能性があります。水洗いだけでなく、石鹸を用いた丁寧な手洗いを習慣化すると良いでしょう。

②食べ物に付着した細菌を「増やさない」
細菌は時間とともに増殖します。細菌を「増やさない」ためには、生モノや調理した料理は暖かい部屋に長時間放置せず、作った料理はなるべく早く食べ、食べ切れないものは早めに冷蔵庫へ保存するよう心掛けましょう。

③食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」
細菌を「やっつける」、そのキーワードは「加熱」です。細菌やウイルスの多くは高温に弱いため、包丁やまな板等の調理器具をはじめスポンジやタワシ等も、洗浄後は定期的に熱湯で消毒することで細菌を減らすことが可能です。細菌には塩素系漂白剤での消毒も同様の効果が得られます。また、調理する際も、焼く、煮る、蒸す、茹でる、揚げるの調理法に関わらず、食材の中心までしっかりと加熱することで細菌の多くを減らすことができます。

毎日の食事を安心して楽しむために、みなさんの食生活の中でも3原則を意識してくださいね😉
次回はウイルス性食中毒予防の4原則についてお話します。
参考:厚生労働省HP、農林水産省HP