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ChatGPTと健康・医療情報(その2)

前回ChatGPTなどの生成AIを健康・医療相談に用いることの問題を述べました。今回以下の質問をChatGPTに投げかけてみました。その内容は私の目から見て、極めて的を射た回答でした。


質問:「医療関係者ではない一般の人が、ChatGPTを用いて健康関連、医療関連の情報を入手した場合、どのような問題があるか、リストアップし、その理由を述べてください。」

回答:

一般の人がChatGPTを用いて健康関連や医療関連の情報を入手する際には、以下のような問題が考えられます。
1.誤った情報の提供: ChatGPTは大量のデータから学習されており、正確な情報だけでなく誤った情報も含まれています。健康や医療に関する専門知識がない一般の人が、提供された情報を鵜呑みにすると、誤った診断や対処法を選択する可能性があります。
2.個別の状況への適用性の欠如: ChatGPTは一般的な情報を提供するために設計されていますが、個々人の健康状態や医療歴、アレルギーなどの個別の要因を考慮することはできません。そのため、提供された情報が特定の個人に適切でない場合があります。
3.診断としての誤解: ChatGPTは医療専門家ではなく、診断や治療法の提案には適していません。一般の人がChatGPTの情報を元に自己診断を試みると、病状を誤解する可能性があり、重要な治療の機会を逃すことがあります。
4.安全性と健康リスクの無視: 一般の人がChatGPTから得た情報に基づいて、自己処置や未検診のまま放置するなど、健康リスクを無視する行動を取る可能性があります。正しい情報が提供されたとしても、医療専門家のアドバイスや指導なしに行動することは危険です。
5.情報の更新性の不確実性: 健康関連の情報は常に進化しており、最新の研究やガイドラインに基づく情報が重要です。しかし、ChatGPTの情報は学習データの時点までの情報に限定されており、最新の情報を提供するわけではありません。
6.法的および倫理的問題: 健康情報の提供は法的および倫理的な制約がある場合があります。医療関連のアドバイスや情報提供は、適切な資格を持つ専門家によって行われるべきです。一般の人が専門家でないにもかかわらず、健康関連情報を提供することは法的な問題を引き起こす可能性があります。
これらの問題から、健康や医療に関する正確な情報を得るためには、医療専門家や信頼性のある情報源に相談することが重要です。ChatGPTは一般的な情報提供には役立つツールですが、医療の専門家ではないため、医療判断や診断には使用すべきではありません。

以上がChatGPTの回答です。いかがですか?結構ちゃんとしたコメントです。私もこのChatGPTの回答に同意します。