BLOGブログ
- 2026.01.04
- CATEGORY先生のへや
フェイク医療動画に注意!

2022年11月30日、OpenAIという会社がChatGPTを公開しました。これをきっかけに、生成AIは一気に一般に広まりました。2025年の流行語大賞候補にも「チャッピー」という言葉がノミネートされましたが、これは若い人たちの間で使われているChatGPTの愛称です。
登場当初のChatGPTは、質問に答えたり会話を楽しんだりできる“対話型AI”でした。しかし今では、画像や動画まで自動で作成できる生成AIが次々と登場しています。シナリオや条件を入力するだけで、AIが自動的に動画を作ってくれるのです。
フェイク動画が増加中
この便利な技術が、同時に大きな問題も生んでいます。生成AIを使えば、誰でも簡単に「フェイク動画(偽動画)」を作れるようになったのです。海外では選挙の時期になると、政治家を狙ったフェイク動画が多数投稿され、社会問題となっています。
そして最近、日本でも「フェイク医療動画」が増えつつあります。YouTubeやTikTokでは、AIが作り出した“偽の医師”が登場する動画が見られるようになりました。一見しただけでは本物と区別がつかないほど精巧です。
なぜフェイク医療動画が作られるのか
動画投稿サイトでは、再生回数が多いほど投稿者の収入が増えます。そのため、ありきたりな内容では注目を集められず、つい「常識とは違う」「刺激的な」内容を作ろうとする傾向があります。AIで偽の医師を作り、突飛な発言をさせた動画を量産すれば、それだけで収益が得られるというわけです。
実際に見つけたフェイク動画の例
先日、「老後の知恵」というタイトルのYouTube動画を見つけました。白衣を着た中年男性が話していましたが、よく見ると不自然な点がいくつもありました。背景は病院の廊下のようですが、実際に撮影できるはずのない場所です。しかも背景に映るスタッフが後ろ向きに歩いていました。同じ映像素材を使い回しているのでしょう。さらに、白衣の男性の名札には別人の写真と、判読できない外国語のような名前がありました。登場する患者の顔も、その男性とまったく同じ。明らかにAIで作られたフェイク動画です。この例は分かりやすい部類ですが、中にはもっと精巧に作られた動画もあります。
偽医師を見抜く方法
フェイクかどうかを見分ける第一歩は、「その医師が本物かどうか」を確認することです。厚生労働省の「医師等資格確認検索サイト」(https://licenseif.mhlw.go.jp/search_isei/jsp/top.jsp)で名前を調べてみましょう。もし検索しても出てこない場合は、その人物は医師資格を持っていない可能性があります。2年に1度の届出をしていない医師も表示されませんが、登録は義務です。検索に出ない医師は、基本的に信用しないほうが安全です。
まとめ
生成AIは便利で革新的な技術ですが、悪用されると人を簡単にだますことができます。特に健康や医療に関する情報は、信頼できる公的機関や医療機関の発信かどうかを必ず確認しましょう。
ARCHIVE
- 2026年1月 (3)
- 2025年12月 (1)
- 2025年11月 (2)
- 2025年10月 (2)
- 2025年9月 (2)
- 2025年8月 (1)
- 2025年7月 (3)
- 2025年6月 (2)
- 2025年5月 (1)
- 2025年4月 (2)
- 2025年3月 (3)
- 2025年2月 (3)
- 2025年1月 (4)
- 2024年12月 (2)
- 2024年11月 (2)
- 2024年10月 (3)
- 2024年9月 (3)
- 2024年8月 (3)
- 2024年7月 (2)
- 2024年6月 (3)
- 2024年5月 (2)
- 2024年4月 (2)
- 2024年3月 (2)
- 2024年2月 (5)
- 2024年1月 (1)
- 2023年12月 (3)
- 2023年11月 (2)
- 2023年10月 (3)
- 2023年9月 (2)
- 2023年8月 (4)
- 2023年7月 (3)
- 2023年6月 (4)